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食物アレルギーの負荷試験について

 

食物アレルギーの負荷試験

食物アレルギーと正しく付き合うには、「本当に食べてはいけない食物」を正しく知ることから始まります。
 血液検査が陽性であっても、お子さんの成長とともに食べられるように体が変化していることも少なくありません。
 当センターでは、お子さんのこれまでのアレルギー歴等をもとに、実際に対象食物を少しずつ経口摂取して「食べることができるようになっているかどうか:耐性獲得」や「本当に食べてはいけない食物であるかどうかを判定する検査」(経口負荷試験)を、16歳未満のお子さんを対象として実施しています。
 このアレルギー検査を行うにあたり、お子さんにショック症状が出現しても迅速に対処ができるよう、原則として入院に準じた日帰りでの検査としています。

食物アレルギー外来予定表

食物アレルギー負荷試験は月曜と水曜に実施しています。

 
午 前 ・アレルギー外来
・負荷試験
・アレルギー外来

・アレルギー外来
・負荷試験
・アレルギー外来
午 後 ・アレルギー外来
・負荷試験
・アレルギー外来 ・アレルギー外来
・負荷試験
・アレルギー外来


検査当日の流れ(治療内容等により時間帯が前後することがあります)

9時頃 検査が可能かどうか、小児科外来で診察を行います。
10時頃 外来もしくは病棟で経口負荷試験を行います。
経口負荷試験中は医療スタッフが症状の変化を注意深く観察します。
ショック症状等が現れた場合には、速やかに治療を行います。
14時頃  症状がゆっくり出現することも考えられますので、
この時間までは病院内で過ごしてください。
その後は自由時間となります。
16時頃 診察を行い、陽性・陰性の判定と説明を行ったあと、帰宅していただきます。

     ※ショック症状が出現した場合、状態により数日間入院となることもあります。
費用について

〇小児食物アレルギー負荷検査は健康保険の対象となる検査です。
〇子どもの医療費受給者証をお持ちの場合は1,000円の自己負担金となります。
〇3割負担の場合、2万円前後の自己負担金となります(市町村によっては一部払い戻しの制度が利用できます。居住市町村役場にお問い合わせください)。
いずれの場合も食事療養費は別途)

当日持参するもの

○症状が出た時の内服薬 (アレジオン・アレロック・ザジテンなど処方されている場合)
○お子さんがお気に入りの玩具や書籍
○水・お茶は自由に持参下さい。検査中も飲むことができます。
○検査の判定に影響を与えないために、昼食は日頃食べている安全なランチを必ずご持参ください。
○検査に使用する食品は、原則当院で用意いたします。
※当日の朝食量は半分以下に減らしてください。